このブログを始めたきっかけ ~ちょっとした私の人生回顧~ その3

その1https://sense-of-wonder.net/ikikata-hakusho/2019/02/19/post-26/

その2https://sense-of-wonder.net/ikikata-hakusho/2019/02/20/post-39/

退職することを会社に伝えるまで

会社を辞めてメンタルヘルス関係の仕事をする、という決断から実行まで1年以上の月日を要しました。今になって思い返してみれば、きっと覚悟がなかったんだと思います。安定した収入を手放すということは私の想像してた以上にハードルの高いことだったのです。

そんな悶々とした日々を送っている中で、お天道様が私の背中を押しているんじゃないかという出会いがありました。

1.ある女性との出会い

数年前、ある女性と知り合いました。その女性の出身は富山県ではないのですが、仕事でこちらに来ていました。何度かお会いして、素敵な方だなぁと好意を抱いていました。自分の思い上がりでなければ、相手の方も私に好意を抱いてくれていた思います。ある年のお盆、その女性が地元に帰るということで、私は彼女の地元に遊びにいくことにしました。1日遊んで、別れ際にさあ告白しようとしたところ「お付き合いしてください」の言葉をためらってしまいました。これは私が奥手だからとか、断られたら嫌だとか、そんなことではありません。「もし告白が成功して、トントン拍子に結婚することになったら会社を辞められなくなるじゃないか!」と考えてしまったのです。恋愛することより、会社を辞めて一歩を踏み出したいという気持ちが勝ったのです。それから、その彼女とは疎遠になりました。

2.「半農半X」というライフスタイルとの出会い

ある連休中、朝起きてから「そうだ、福井県に行こう」と思い立ち、車を走らせました。その道中のラジオに、高坂勝さんという方が出演されていました。高坂勝さんは、かつてサラリーマンとして高収入を得ていましたが、仕事のストレスから退職、全国を旅したのちに小さな居酒屋をオープンされました。現在はその居酒屋をたたみ、千葉県匝瑳市の農村部で「SOSA Project」という活動をされていらっしゃいます。

ラジオで語る高坂さんの生き方に、私は隕石が直撃したような衝撃を受け、彼の著書『減速して自由に生きる ―ダウンシフターズ』を読んで、頭がパッカーンと破裂しました。田んぼや畑で農作物を育てて食料を自給、空いた時間に好きなことや得意なことで収入を得るという「半農半X」という生き方を実践されていらっしゃって、こんなライフスタイルなら人生も楽しいだろうなぁ、自分もこんな人生にしたいなぁ、と思いました。そして、私は試験的に畑で野菜を育てることにしたのです。

3.秋元康さんの作品との出会い

ある連休中、朝起きてから「そうだ、能登に行こう」と思い立ち、車を走らせました。その道中のラジオから、乃木坂46の『何度目の青空か』が聴こえてきました。何気なしに聴いていると、サビの最後の歌詞「今の自分を無駄にするな」が耳を突き刺したのです。「ああ、退職すると決めているのに行動できない自分はどんだけ今を無駄にしているのだろう」と、運転しながら号泣してしまいました。

また、ある連休中、朝起きてから「そうだ、高山にいこう」と思い立ち、車を走らせました。その道中のラジオから、欅坂46の『サイレントマジョリティー』が聴こえてきました。何気なしに聴いていると、サビの最初の歌詞「君は君らしく生きていく自由があるんだ。大人たちに支配されるな」が耳を突き刺したのです。「ああ、周囲の目線を気にして一歩を踏み出せないなんて、なんてもったいないことなんだろう」と、運転しながら号泣してしまいました。

この2曲は今も私のお気に入りで、ここ1年で1000回以上は聴いています。

今回はここまで。ちなみに、高坂さんの本のリンクを貼っておくので、気になる方はぜひ!

高坂勝 著『減速して自由に生きる ―ダウンシフターズ』https://www.amazon.co.jp/減速して自由に生きる-──ダウンシフターズ-ちくま文庫-高坂勝-ebook/dp/B01N6IV3F9