保守的な富山県に起きた奇跡~給食川柳の巻~

今日もいろんな生き方白書にお越しくださいましてありがとうございます!

先日、保守的な富山県(その1 その2)について記事を投稿しました。

しかし、保守的な富山県では考えられない出来事を思い出したので紹介します。

給食川柳「き」の優秀作品に選ばれました

中学1年生のころのお話です。

私の通っていた中学校では、年に1度「給食川柳」なるイベントが企画されていました。給食委員会が全校生徒から給食にまつわる川柳を募集して、優秀作品が掲示されるというものでした。クラス会の時に担任の先生から募集用紙が配られて、全員が応募するというシステムです。

その年は「いただきます。ごちそうさま」の頭文字で給食川柳を募集していました。私は「き」を頭文字にした川柳を提出しました。

その作品が

「気持ちよく 野菜を食べて うんこしよう」

どう考えたってふざけていますし、私もふざけて書いて提出しました。

給食川柳のことなんかすっかり忘れた数週間後、私は担任の先生(給食委員会の顧問)に呼び出され、衝撃的な事実を告げられました。

「蝶くんの作品が優秀作品に選ばれたよ。給食委員で投票したんだけど満場一致で優秀作品やったわ」

と、まさかの結果になりました。

しかも給食川柳の優秀作品は

給食の時間に校内放送で発表する

というのです。

校内放送では給食委員長が代表して優秀作品が発表するのですが、その委員長、女の子だったのです。そして給食委員の顧問の先生に

「私、この作品読みたくありません!」

と、涙ながらに(本当に涙ながらだったらしいです)訴えたというのです。

「蝶くん、この作品を作った責任を取って自分で言え」

これが担任の先生の話の本題でした。

なんだか委員長に申し訳なさを感じた私は、給食の時間に校内放送で

「気持ちよく 野菜を食べて うんこしよう」

を発表することにしました。

安穏な中学生生活が約束される

放送当日、私は給食委員長と放送室にいました。

「いただきます」の頭文字にそれぞれの優秀作品があって、順番に発表していきます。「い」「た」「だ」までは委員長、「き」だけが私、「ま」「す」が委員長の担当でした。

い、た、だ、までは、保守的で真面目な作品です。そこにいきなり

「気持ちよく 野菜を食べて うんこしよう」

が校内放送にブチ込まれるのです。ま、す、も保守的で真面目。私の作品は明らかに浮いています。

しかも、委員長は女の子。私の作品だけ男の子の声です。

校内放送はつつがなく終了しました。

しかし、校内放送がちょっとした話題になっていました。

放送後の昼休み、廊下を歩いていると

「蝶くん!」

と大きな声で呼び止められました。振り向いてみると、そこには中学校で一番恐い先輩集団がいたのです。

「なんでしょうか??」

とぼけた声で返事をすると

「給食川柳めっちゃよかったよ!ま、女子たちには嫌われただろうけどね」

と、お褒めの言葉を頂けたのです。

それからというもの、廊下ですれ違うたびに

「蝶くん元気?」と声をかけてくれるようになりました。

「気持ちよく 野菜を食べて うんこしよう」

が私の安穏な中学生生活を約束してくれたのです。

私のふざけた作品を否定しなかった担任の先生には感謝しています。

わたしも、そんな大人になりたいと思いました。

最後まで読んでくださってありがとうございました。