いろんな生き方白書の原点~女装さんとの出会い~その1

今日も『いろんな生き方白書』にお越しくださいましてありがとうございます!

今年の2月から『いろんな生き方白書』の活動を開始しました。いろんな方にお話を聴いて皆さんに紹介するという趣旨の下に活動をしておりますが、今回は『いろんな生き方白書』のヒント、つまりは原点になった出来事についてお話しようと思います。

いろんな生き方白書の原点

学生時代のアルバイト先にやってきたお客さん

僕は学生時代、とある飲食店でアルバイトをしていました。その飲食店は食券を購入した後にスタッフに手渡すシステムでした。

ある日、2人組のお客さんがご来店されました。僕はそのお客さんに料理を運ぶことになりました。お盆に料理を載せて運ぼうとしたときです。

食券を受け取ったアルバイト仲間が

「蝶くん、あの2人組のお客さん、男の人だからね」

と言ってきたのです。

「まさかぁ」と僕は半信半疑で料理を運びました。だって、遠目から見たら所謂”ギャル”。派手な金髪にミニスカート。モコモコやヒラヒラの付いた服。

しかしながら、アルバイト仲間の言ったことは真実でした。

顔を見なければ完全に”ギャル”です。

でも顔は

おじさん

なのです。

化粧もせず、口の周りにはうっすらと青ひげが生えている”おじさん”2人組だったのです。

女装なんて『忍たま乱太郎』でしか見たことがない僕は愕然としてしまいました。

世の中に女装する人なんて本当にいるんだ・・・

おじさんの女装姿は18歳の僕に衝撃を与えました。そして僕は

「女装する人ってどんなことを考えているんだろう」

と疑問に思ったのです。

掲示板に書き込んでいた女装さんに連絡した

今から4年前のこと。何気なくテレビを見ていると”女装癖”の特集が目に入ってきました。その特集を見て僕はアルバイトのことを思い出しました。

「そういえば、アルバイト先に女装したお客さんが来たなぁ」

そして、当時に抱いた

「女装する人ってどんなことを考えているんだろう」

という疑問が気になって気になって仕方がなくなったのです。

「女装さんに話を聞いてみたい!」

でも、僕の身近に女装さんなんていません。というか、女装なんてなかなか人に言えない趣味。じゃあどうすれば女装さんに出会えるのか。

現代っ子の僕が真っ先に思いついた方法が”ネットの掲示板”でした。「富山」「女装」とネットサーフィンして数日後、とある掲示板(男性の同性愛者や女装さんのための掲示板)に書き込みを見つけました。

「今日、高岡で会える方はいらっしゃいますか?」

掲示板の名前には女性の名前、つまりは女装さん。しかもメールアドレスも記載されていました。

この人に会って話を聞いてみたい!

メッセージを送ってみたい。しかしながら、少しだけ躊躇ってしまいました。ネットの掲示板を通してリアルに会うことの恐怖心もあったのですが、それ以上に掲示板の書き込みの一番最後に書いてあった一言。

「ご奉仕させていただきます」

この手の掲示板の”ご奉仕”とはどんな意味なのか。きっと皆さんもお判りでしょう。この一言が僕を悩ませました。

この人に会っていいのかどうなのか。

しかし、僕はこの人に会うことに決めました。乱暴される恐怖心よりも、女装さんのお話を聞いてみたいという好奇心が勝ってしまったのです。

「もう襲われてもいいや。命を取られることはないだろう」

そう覚悟を決めて、その方のメールアドレスにメッセージを送りました。そしてしばらくやり取りしたのちに、深夜1時、高岡の某公園の駐車場にて待ち合わせすることになったのです。

女装さんにお話を伺った

待ち合わせの時間10分前に僕は現地に到着しました。

「本当に来るのかなぁ。来なかったらそれはそれで安心だけど・・・」

期待と不安が複雑に絡み合いながら時刻は深夜1時。一台の車が僕の隣に駐車しました。そして僕の携帯電話に相手からメッセージ

「到着しました。私の車の助手席に来てください」

「本当にキターーー!!!!」

もう逃げてしまおうか・・・でもどうなってもいいや。そう言い聞かせながら僕は相手の車に乗りました。

僕「はじめまして」

女装さん「はじめまして。〇〇です。遅い時間にありがとうございます」

僕「いえいえ、こちらこそありがとうございます」

とりあえず悪い人じゃなさそうで一安心。それからしばらく当たり障りのない会話をしたのちに、僕の一番の目的”女装さんの考えていることを知りたい”と伝えました。

女装さん「いいですよ」

と、その方は

”いろいろ”

お話してくださいました。

僕が質問するよりも先に、本当に

”いろいろ”

興味深いお話をしてくださったのです。

どんなことをお話してくださったのか。

続きは次回のまな板の上で!