津久井やまゆり園事件の被告人に面会された方のお話を聞いて

今日もいろんな生き方白書にお越しくださいましてありがとうございます!

さて、去る令和元年10月14日(月)、僕は富山型デイサービスにぎやかさんを訪れました。

僕は普段から”にぎやか食堂”さんや理事長の阪井由佳子さんにお世話になっています。なんたって、今の僕の仕事を紹介してくださったのが阪井さんなのです!

しかし、この日はお食事とは別の目的でお邪魔しました。

その目的というのが

津久井やまゆり園事件の被告人と面会された方の報告会に出席するため。

今回は、この報告会に出席して感じたことを書くことにします。

津久井やまゆり園事件について

2016年7月26日、神奈川県相模原市の知的障がい者施設”津久井やまゆり園”にて発生した事件。同施設の元職員であった植松聖被告(事件当時26歳。因みに僕と同い年です)が深夜に施設に侵入し、所持していた刃物で入所者19人を殺害、入所者および職員26人に重軽傷を負わせました。

犯行動機は、”意思疎通のできない障がい者に生きる価値がない”ということでした。

逮捕された直後の植松被告

今回の報告会について

この事件の被告人である植松被告と面会された方の報告会が”にぎやか”さんで開催されました。

NPO法人文福(ぶんぷく)理事長の八木勝自さん。そして、北日本放送(KNB)アナウンサーの武道優美子さん。

今年11月24日(日)放送予定の”ふるさとスペシャル”というドキュメンタリー番組の取材の一環ということなのだそうです。

面会されたお二方が植松被告に実際に会って感じたことが

至って好青年

だということ。

質問にはハキハキとした口調で答え、自らの意見をしっかりと述べる、一般社会で生きていたら”デキる人”という評価を受ける感じの人。

また、植松被告はやまゆり園の元職員ということもあって、言語障害を持つ八木理事長の言葉を一発で聞き取ることができたというのです。

傍から見たら好青年のお兄ちゃんが、戦後最悪の大量殺人事件を犯したという事実にお二方は恐怖を覚えたそうです。

報告会を聞いて感じたこと

今回の報告会は誠に濃密な時間でした。薄める前のカルピスよりも濃い内容をまとめるなんて出来ません・・・

だから、僕が感じたことを素直に書くことにします。

正義と悪とは何だろうか?

この報告会で僕がいちばん気になったこと。それが

八木理事長と武道アナウンサーが植松被告を”植松”と呼び捨てにしていたことでした。

きっとそこには

”植松は憎むべき危険人物”

という正義があったのだと思うのです。

もちろん、植松被告はとんでもない事件を起こした犯罪者です。その行為は決して許されるものではありません。

しかし、植松被告は

”意思疎通できない障がい者に生きる価値がない”

という、彼なりの”正義”に基づいて今回の事件を実行しました。

僕はもう訳がわからなくなりました。

一体何が正解なんだろうかと。

お二方も植松被告も、自らを”正義”としてぶつかり合っているのです。

いや、殺人が”悪”なのは分かっています。しかし、互いに”正義”と信じているのです。

互いの正義が激しくぶつかり合った究極が

戦争

になるんじゃないかなぁと思いに更けました。

もしかして僕は障がい者に偏見をもっているんじゃだろうか?

数年前に聞いたお話。

僕の友達の友達のお話です。

友達の友達が結婚するかどうか迷っているというのです。

なぜ迷っているかと尋ねたら

相手の家族に障がい者がいるから

とのことでした。

自分の子供が障がい者として生まれてきたらどうしようと不安を抱いていて結婚に踏み切れないというのです。

そのお話を聞いて、確かにそういう不安もあるよなぁと、妙に納得してしまいました。

そしてそのお話を聞いて納得してしまった自分も、障がい者に対して偏見を持ち合わせているんじゃないかと自己嫌悪に陥ったことを思い出しました。

植松被告の本音を知りたい

津久井やまゆり園事件に対する思いは人それぞれだと思います。

恐らく世間は植松被告の厳罰を望む声で溢れていることでしょう。彼の行為は大犯罪であり、法によって厳しく裁かれることになります。

しかし、このままで本当に良いのだろうか。

植松被告の本音は全て明かされているのだろうか。

植松被告に面会を希望するメディアは、きっと同氏を”悪”として取材していると思うのです。悪人に接するように面会に来た人に、彼は本当の気持ちを伝えられているのでしょうか。

出来ることなら、僕は植松被告に直接お話を聞いてみたいのです。

僕はありとあらゆるものから中立でありたいと考えています。

さすがに彼の行為を称賛することは出来ません。しかし、”意思疎通できない障がい者に生きる価値はない”という思想は、彼の中に間違いなく存在します。

実際に存在するものを否定することは誰にも出来ません。

中立の立場である僕だからこそ出来ることがきっとある。

そんなことを思いながら、実際に行動に移すことはしないんだろうけど(笑)

最後まで読んで下さってありがとうございました!