介護と障害と性~性をまじめに語るということ~

いろんな生き方白書の蝶です。

さて、令和元年11月25日、とあるイベントに参加してきました。

そのイベントというのが

地域共生ホーム全国セミナー

11月24日は参加していないのですが、その翌日の25日、にぎやかさんにて地域共生ホームの関連イベントが開催されました。

詳細については、阪井さんのブログをご覧ください。

https://nigiyaka.exblog.jp/27886656/

内容を簡単に説明すると

・東京大学の博士課程で富山型デイサービスについて研究されている”東大ちゃん”の研究発表

からの

・上野千鶴子先生と東大ちゃんと介護職に従事されている方々の座談会

でした。

介護職とは何の関係もない僕がこのイベントに参加した理由。

それは

上野千鶴子先生は性風俗にどのようなイメージを持っているのか気になったから。

僕はデリバリーヘルスのドライバーをやっています。そんな僕がフェミニストの上野千鶴子先生に風俗の質問する。

なんか面白そうじゃね?!

という、いたって単純でおバカな発想でした。

なんかぴりついてるぞ・・・

さて、上野千鶴子先生はどう回答するかな???

そんな期待とは裏腹に、僕はどんどん怖くなってきました。

というのも

とてもじゃないがそんな雰囲気じゃない!

上野千鶴子先生による東大ちゃんへの指導。そして介護関係者たちの白熱した議論。

僕の質問は話の腰を折ってしまうぞ・・・

でも質問したい!

話の腰を折らずに自然な感じで質問するにはどうすればいいだろうか・・・

僕は考えに考えました。

そしてたどり着いた質問が

「私は性風俗関係の仕事に従事しております。この仕事を始めてから”介護と性”について考えるようになりました。介護の現場では自ら性処理のできない利用者さんもいらっしゃるかと思います。そのような利用者さんにはどのように対応しているのですか?」

なんとも苦し紛れな質問。

それでも、上野千鶴子先生は真摯に回答してくださいました。

上野先生の回答を要約すると

「まず第一に、私は女性の体を売り物にすることに対しては反対です。それは置いといて、新潟県には”ホワイトハンズ”という、マスターベーションの介助を行う団体があります。その団体は女性が男性に介助を行っています。でも私は、ペニスを刺激するのであれば男性が男性の介助をしてもいいと考えています」

この回答の率直な感想。

いや、ちょ待てよ!

いや、分かるんですよ。上野先生のおっしゃることは。

マスターベーションだけだったら、男性が男性の介助をしても大丈夫なんですよ。

でもさ

男の目線から言わせてもらうと

男に介助されたくねーよ!

でも、そんなことを言って反論したら上野先生にコテンパンにやられてしまうこと必至。

僕は大人しく

「なるほど。ありがとうございました」

と引き下がりました。

勇気を出して質問してよかった

そしてその日の夜、このイベントの参加者で打ち上げパーティがありました。僕もこのパーティに参加しました。

しかし、僕は先ほどの質問で大分神経をすり減らしたようでかなりの疲労感を覚えてしまい、別室で横になっていました。

ゆっくり休めたし、パーティに戻って飯でも食うかと合鴨を食べようとした瞬間

「お話いいですか?」

と声をかけられました。

その方は広島で在宅介護のお仕事をされていらっしゃる男性。

僕の質問を聞いて、ずっと僕とお話をしたいと考えてくださっていたようなのです。

「男に介助されるとかないですよね~」

と、上野先生の回答に僕と同じ考えを持っていらっしゃいました。

さらにその方は、介護現場の性のお話も教えてくれました。

入所者同士の恋愛事情

入所者による職員への強姦未遂

毎月3冊ずつ増えていく90代の利用者のエロ本などなど。

実に貴重なお話を聞かせていただきました!

人間にとって性とは、障害の有無も、老いも若きも、一切関係ない。

人間が人間であり続ける以上、性はいつでも付きまといます。

勇気を出して質問をして本当によかったです!

風俗店で働いて得られた副産物

風俗店で働いて、公表し、いろんな人に言いふらした結果、僕はあるものを手に入れました。

それは

性について話すことに何の抵抗もなくなった

ということ。

男同士で集まった時の猥談ならば何の抵抗もなかったんですよ?

でも、真面目に性について意見を述べるとなったら、やっぱり抵抗はありました。

実は、広島の介護関係のお仕事をされている男性と真面目に性の話をしました。

我々は性とどうやって付き合っていけばいいだろうか?

幸せなセックスとは何だろうか?

性に対する欲や興味って、誰もが持っているのに、真剣に語られてこなかったこと。

以前の僕なら間違いなくこんな話はできませんでした。

これは紛れもなく

風俗店で働いているからこそ得られた副産物!

ということで・・・

まず手始めに

次回予告

僕の体験した”抗うつ剤とED(勃起障害)”の関係

こうご期待!